第2章 シルバーウィークの時間
理事長「ましてや…
あの子は、芯の強い子だ。
君とは違って、正義心が旺盛で真っ直ぐ…
誰であっても常に向き合い、信じようとする。
それに…
私は一度でも、ケイトから他の生徒の悪口を聴いたことがないんでね^^」
きっぱりと言うそれは、とても心地よかった。
理事長「彼女の味方ぶる気はないし、擁護をする気もない。
だが…
あることないことを吹き込もうとする、君の態度は嫌いだ。
あちこちから苦情が来ていてね。
彼女が、今のように自分らしくあることができるようになったのは
話しかけようとする友、私の息子がいたからだ。
それから、少しずつ自信を持って行った。
話しかけられるように、昔のように明るくふるまえるようになっていった。
それでも
E組に対する差別をしなければいけないとなった途端
それを拒否して、E組に望んで落ちていった。
この意味が解るかな?
君が…
本来あるはずだったそれを奪い、それでもなお正義面しようとしているのだということも。
その人に、どういう印象を持つかはその人次第だ。
いいように思え等という気はない。
だが…
どういう人かを知ろうともせず
面と向かって見極めさせる時間も与えようとせず
人を貶めいれ、それを強いるやり方は嫌いだ。
そんな君に、この学校に居る資格はない。
即刻、転学の手続きを行ってもらおうか?^^(にっこり」
そう座ったまま、顔の前で手を組んで言う理事長先生に
「ぎり)…こんのっ!
くそ野郎ばっか養護するくそ学校が!!」
理事長「さて…明日までに出て行ってもらおうか。
証拠は、ここにたっぷりあるわけだし…
それを裁判所に叩きつければどうなるかな?」
そう怒り心頭に叫ぶも、無論チリに帰された。
やっぱり、敵に回したくないな;
それはケイトちゃんも聞いていたんだけど…
ケイト「怖い怖い怖い怖い怖い;;(がくがく」
真っ黒に視えて、顔が見えなくて怖くてどうしようもなかったらしい。
うん、僕も怖かった;
視ていて、そう感じた;
それから後、これから話すのはカルマくんに聴いた話だけど
また、その男子生徒とぶつかり合うことになったらしい。