第13章 進路の時間
ケイト「…;」
渚「えっと…何で頭抱え込んでんの?;」
ケイト「Davieに呪い送ったって;
どうしよう、殺される;(がたがた」
渚「どんな状況!!??・・;」
狭間「いい加減に思い切りが悪いからよ。
あんたが呪わないなら
それで悲しんでいる奴に呪い道具をやるわ(キラン&にや」
ケイト「いやだあああ!;
誰かが不幸になるのは嫌だ!!;
自分なら耐えるから!;
どうなってもいいからああああ!!;(ぶんぶん!!」
渚「…;」
一難去ってまた一難とは、まさにこのことで;
別の問題が、別の場所で勃発していた;
ケイト「5回生まで平気だった?
人に囲まれるのに?
平気じゃなかったよ;
少なくとも!一生懸命頑張ってたよ;
っていうか、いじめられてた時だって;(ずううん」
Davie「でも、笑えるようになって良かった。
昔の時、バスケ以外じゃ
うんともすんとも笑わなくて…
僕との時だけ、笑いかけてくれたっけ^^」
ケイト「うん;」
Davie「僕から説明するけどね…
いじめられていた時に、味方なんて誰もいなかったんだ。
先生に相談したら、チクったって言われるし
他の生徒は聴く耳持たない上に、ひどい奴だって認識を広められるだけだし
学年で一丸となってって感じで、なおさらにね。
寺坂ってバカは知らなかったみたいだけど」
寺坂「一々うるせえ!!」
渚「あはは^^;」
Davie「それで距離を取ること覚えて。
先生に言っても解決しないもんだから
一年も、同じ状況がずっと続いたんだ。
それで、誰かが傷付くのを減らすために
関わりを減らすために、距離を取る。
それだからか、次にどうすればいいのか解らない。
ってことも増えて
わざとやってるんだって、誤解受けたり
悪い奴でひどい奴なんだって、孤立無援状態。
それが一年も続いて
誰にも相談できない上に
話しかけることさえもやり辛く、できなくなってしまった。
フラッシュバックした時には
『にん、げん…(真っ青&がくぶる)
ごめんなさい、ごめんなさい!
生きててごめん』って
隅で声まで震えてて、見てられないぐらいだった。
染みついた恐怖も、辛さも…
それがあるから、余計に人に囲まれるのが苦手になった」
ケイトちゃんの、幼い頃の話を聴いた。