第13章 進路の時間
11月13日
渚(殺せんせーの暗殺まで、あと4か月…)
ケイト「・・・・・・・・・・」
私は、しょっぱなから紙と睨めっこして
机に突っ伏し続けていた。
カルマ「どーしたの?そんなに考え込んで」
ケイト「………NBAか…」
カルマ「ん?」
ケイト「それとも
未来の戦いで、誰も傷つかないで済むために軍人教えるか…
どっち選べばいいんだろう;」
カルマ「自衛隊からもスカウト来てたよね?
20歳になったら手紙送りますって奴。
あっちのケイト、高校卒業してから手紙来て
実技のみの体育、学年2位だったらしいじゃん」
ケイト「うん。
こっちでも同様に送るつもりっぽい;
それと後、防衛省」
カルマ「烏間先生、珍しく熱入ってたっけね」
体育の時…
烏間「防衛省に所属する気はないか?
もしその気があるなら
俺の方から、話しを通しておこう(微笑」
カルマ「『君の才能は、戦いのものでもある。
相手の動きを読み、感じ取り
即座に気絶させるよう、傷付けないまま導ける。
だからこそ、それを教えることで
より多くの人を助けられる力となるだろう』
まあ、そう言われちゃ
なかなか断り辛いよねえ」
ケイト「うん;
アメリカか日本か
それだけでも、色々選択肢は変わってくるしさあ…
でも、卒業と同時にアメリカに引っ越すつもりなんだよねえ;
4月から調整始めて
5月からNBAドラフト指名で入るって約束してるし
それまでに裏山を何とかしないと;
いっそのことなら殺せんせーの賞金で買うとか?;
国に返すか、それとも家ごと誰かにもらってもらうか;
いっそのことならカルマに別荘地として(ぶつぶつ」
カルマ「いやいや、そんな大金持つわけにはいかないし(苦笑」
これからの未来を考えると…
前途多難だった;