第12章 手紙の時間
それから、夕方に入った時…
ずっと放心状態でいたケイトちゃんに、律が話しかけていた。
携帯の方で
そこにかけてきた相手は…
Davie「Hellow^^♪」
ケイト「!!!!??」
Davie「僕は今、アメリカに戻ったんだ^^」
他でもない、Davieだった。
ケイト「え?;死んだんじゃ?」
ただただ唖然としているケイトちゃんに、Davieは説明しだした。
意識が戻ってからも
ケイトちゃんが心配だったDavieは、また行こうとしていた。
そんな時、始祖神が助けてくれたらしい。
一日だけ、行かせてやろう。
だが、その間体の方は無防備となって危険となる。
だから、一日だけ霊体でありながら
肉体と同じような状態にし、期限が切れれば消えて戻れるようにする。
ケイトの場合、無意識の内に感じ取ってしまって
死んだと錯覚してしまうかもしれないが
話すか話さないかを決めるのは、そちらに任せておく。
と、いったわけで…
肉体は無事に生きているんだけど
魂だけで来ちゃったという感じだったそうで;
でも、体自体は
体育やバスケで見せたような動きをできるほど回復しているらしく…
大はしゃぎでテレビ電話で話し込んでいた。
ケイト「Idiot!!バカ!!!!!」
Davie「きーん)・・;」
ケイト「死ぬほど、心配…したのにっ;(涙」
Davie「…明日、退院するんだ^^
DadもMomも、僕等が結婚するものって思ってるみたいだけど…
ケイト、どうしたい?」
ケイト「…悪いけど、やっぱり無理だよ。
Davieが他の女とイチャイチャしてても、何も感じない。
でも、カルマの場合はイライラとか不安しかしなくって…
天地がひっくり返ってビッグバンが無限大以上炸裂しても足りないぐらいの心境になるわけで;」
『どういう心境!!??;』
Davie「HAHAHA^^♪」
ケイト「家族と同等に見れてるのは間違いないんだ。
でも…その……;」
Davie「OK♪OK^^♪」
DavieもDavieで、薄々感じ取っていたらしい。
LoveはLoveでも、恋愛感情ではないということを…
こうして…
嵐のような二日間は終わったんだ。
(5月30日AM10:02~AM11:26、264~269(6ページ)更新)