第12章 手紙の時間
それから、朝になるまで
たくさんDavieと話しまくっていたらしい。
カルマ君にも事情を説明して
涙ながらに必死に頼み込むそれに、否定する気なんて湧かなくって…
結局、一夜だけという条件で頷いていた。
そうして、次の日の朝…
ちゅんちゅんちゅん♪
鳥の鳴き声と共に、目を開けると…
Davie「Good morning^^♪」
ケイト「………(ごしごし)
………(じー&さわさわ)
!!!!!!!!!!!??(がばっ!!」
そこにはDavieがいて…
即座に、階段をけたたましく降りて行って
台所で料理を作っているカルマくんに
ケイト「Look!?」
カルマ「?普通に見えてるけど(怪訝な顔」
いきなりDavieの襟首掴んで飛び込み、怒鳴り込むも
無論、それは見えているわけで…
一日経てば、いなくなって消えるという話とは違っていたわけで…;
ケイト「Davieeeeeeeeeeeeeee!!!!!!(くわっ!」
Davie「死んでなくてよかったじゃん^^♪」
ケイト「Fakkin devil shit!!!!!・・(ギロリ」
Davie「…ソ、Sorry;(滝汗」
怒りを全身から出す恵土ちゃんに、たじたじだったそうな^^;
それから、午前までは普通に過ごしていたんだけど…
昼、出会う時間になる前になって……
ケイト「Davie…
本当に、生きてるの?」
Davie「?ここに居るじゃない」
ケイト「…嘘、ついてない?」
Davie「?」
ケイト「だって…
普通の人ならあるはずのものがないじゃんか!!」
それまで、普通にやり取りしていたはずなのに…
いきなり、一変した。
Davie「ケイト?」
ケイト「っ;;(ぽろぽろ」
涙を零しながら、拳を握り締めて叫び出した。
ケイト「だったら何で!
影がないんだよ!!;」
『!!』
言われて見て、はっとした。
そのDavieには
ケイトちゃんの言うように
誰もが持っているはずの、影が無かったから。