第12章 手紙の時間
そう言い合いながら
ケイトちゃんは嬉しそうに笑っていて
Davieもまた、嬉しそうに笑っていた。
ケイト「^^//」
Davie「^^//」
幸せを感じて、満面の笑みを浮かべるケイトちゃんに
Davieもまた、幸せを感じて笑っているように見えた。
そんな中、殺せんせーが歩み寄ってきた。
殺せんせー「ケイトさん」
ケイト「ん?」
殺せんせー「今までずっと…
霊感で、たくさん黒いものを感じ取ってきたでしょう。
それに包まれて、死にたい気持ちになった時もあったでしょう。
人が多ければ多いほど、より濃密に感じてしまうそれは
地獄よりも、遥かに居たくないと感じてしまうようなもの。
ですが…
それよりも温かい、大事なものを見失わないようにしてください。
ここに居る人たちは、みんな…
誰もが、あなたが苦しみ哀しみ辛い思いをするのを嫌がる人たちです。
と、同時に
あなたの幸せを、誰よりも喜び…
自らの幸せと、同意義と感じることができる人たちですから^^」
ケイト「驚)…
…(微笑)
ありがとう、殺せんせー(微笑)
もう、言われなくても解ってるよ。
ありがとう、みんな^^」
誰かが、誰かの光となっている。
気付かぬ内に、誰かの支えになっていることもある。
笑顔でいられる、幸せを感じていられる…
ただそれだけのことなのに…
なぜか、とても奥深いもののように感じられた。
ただ…
誰かが、生きているということ……
生きていられることそのものが、奇跡だから