第12章 手紙の時間
それから…
殺せんせー「どうしますか?カルマくん。
初恋の人が出てきてしまいましたが(キラン」
カルマ「…別に、どうもしないよ。
今は、俺の彼女なんだから。
たとえ、奪い取られようが振られようが…
この気持ちに、変わりはないから。
俺だって、ケイトが居なきゃ生きてなかった。
きっと…
こういう風に痛く感じるのも、同様にね(苦笑)
だから…
せめて、彼氏として動かせてもらうよ(微笑)
こんな俺に惚れてくれたのは、間違いないんだろうからさ^^」
そう笑ってから、Davieとケイトちゃんに歩み寄っていった。
カルマ「俺の彼女に何してんの?」
Davie「!…
ケイト、どっちがいい?」
その言葉に、Davieは少し距離を取って
カルマの横に並んで、私と向き合った。
ケイト「へ?」
Davie「僕と、彼と…
どっちと、結婚を前提に付き合いたい?」
ケイト「えっと…」
カルマ「俺の気持ちだか考えなくていいから
ケイトの気持ちを教えてくんない?」
ケイト「…………
Davie…
私は、Davieが居てくれたから
アメリカでも、本当に幸せそのものだった。
死んだって知らされてからも
必死に、頑張って生きてきた。
お前が、笑ってられるようにって…
それから日本に来て、カルマと出会って…
あんな風に、殴ってまで諭そうとしてくれた。
そして、皆と出会って
自分を大事にする大切さを知れた。
Davieとの愛情がLoveってのは解ってたけど
嫉妬まではわかなかったから…恋じゃないと思った。
だから、Davie…私は……
悪いけど、もう…
心に決めた人が
Davie「知ってるよ。
こいつに惚れてるんだろ?」
ケイト「!」
Davie「見てれば解るよ。
ずっと、見てたんだから(微笑)
一人でも、必死に立ち上がろうとしてた所も
耐え抜こうと、頑張ってきていたのも…」
ケイト「っ;(涙目」
Davie「だから…
Kate、君のしたいようにしていいんだよ(頭を撫でる」
Kate「Davie…(涙」
それを見た僕等には
言葉なんてなくても、既に心から通じ合っているように見えた。
(5月29日PM0:23~PM3:51&PM6:10、256~263(8ページ)更新)