第11章 Davie(デイビィ)の時間
~お知らせ~
少し寝るだけのつもりが寝過ごしてしまいました;
すみません!;
今(28日AM1:46)から更新し続けます!
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それから私たちは、互いの家を行き来し合いながら
ワイワイと、毎日を楽しんで過ごしていった。
ある時は、爺ちゃんが用意したNBAの選手を相手に
爺ちゃんを相手に、婆ちゃんと一緒に菓子作りもした。
とってもとっても、楽しかった。
たわいのない一日一日が、本当に…
こうして…
出会ってからの一年が、あっという間に過ぎ去ろうとしていた。
Davie「Happy birthday!^^♪」
それから11歳の誕生日を迎えて、ヘッドバンドをもらった。
白い、お揃いのヘッドバンドを…
その裏には、互いの名前を刺繍してもらってて。
ペアルックの特注で、普通のとはちょっと違うものだった。
『NBAで、トップになろう。
最高のコンビで、嵐を起こすんだ!』
その言葉と共に、渡された。
『全国制覇!世界一へ!』
外国人であるDavieが、見様見真似の字で
たどたどしくも、しっかりと油性のペンで書きこまれていた。
どれだけ汗が染みついて
どれだけ洗われたとしても、絶対にとれないように。
それから6日後
Kate「Davie!」
Davie「振り返る)?」
Kate「Happy birthday!!^^」
そうプレゼントしたのは…
今までの想い出の写真を、全てまとめたものだった。
二人切りだけでなく
爺ちゃんや婆ちゃん、Davieの父母など…
Davieは、私と出会った当時
友達を作れるか、少し不安だったらしい。
心細かった。って…
でも、話しかけてきてくれた。
バスケが好きかどうか、聴いてくれた。
母上の影がちらついて
失った痛みまでがちらついて
それ所じゃなかった自分に、光を与えてくれた。
それがたまらなく、嬉しかった。
と同時に、何よりも救いになったんだ(微笑)
出会いから一年目、私たちは町に行くことにした。
『記念に、何か一緒に買いに行こう!^^
出会った証に(微笑』
「うん!^^」
その言葉に、私も頷いた…
それが…
運命の、一つの別れ目だった。