第11章 Davie(デイビィ)の時間
Davie…
やだよ。
Davieまでいなくなるなんて、やだよ;
辛いよ;
痛いよっ;
もっと、一緒に居たいよ;(ぐすぐす)
そう思う内に、涙が次々に溢れ出てきて…
ぐずっている中
その背中にあったはずの草藪が、ふと無くなったのを感じた。
おそらく、背中に当たっていた草藪まで震えていたんだろう。
Davie「!……」
涙が零れ落ちたのは、見えていると思う。
でも…やっぱり、私は
Kate「デイビィ…」
不安だった…
多分、今にも泣きそうな顔をしていたと思う。
声まで、震えていた。
振り返りながら、涙を浮かべていた。
日本人学校の人たちに、話しかけられていた。
Davieと仲良く遊んでいた時
話しかけてきて
悪女だか魔性の女だか、たくさん言われた。
でも…Davieは気にしなかった。
そいつらの言う、居なきゃいい存在だって言葉も…
それどころか…
Davie「?
I do not care about such a thing.
Kate is very kind and pure^^
I always cheer up, just being with her.
So happy(微笑」
そう言って、払いのけてくれた。
変わらず、笑いかけてくれた。
気味悪がられて、石を投げつけられた時も
走って駆けつけて、間に入ってくれた。
Davieの、必死に問いただす声が
走りながらでも、後ろから聞こえてきた。
Davie「ぎり)
She is not monster!!Hurman!!!」
そう叫んだ直後
私を必死に名前を叫んで探して、追いかけてきてくれた。
そして今…
私の、すぐ後ろに居る。
Davie「Don't worry.
No more alone!^^」
Kate「!
…Really?(涙目&震」
そう言いながら、両手を取ってくれた。
Davie「Sure!^^(頷く」
そして、力強く頷いてくれた。
それだけで…
なぜか、心が満たされていった。
Davie…
元気づけられてたのは、そっちだけじゃないんだ。
私も、一緒に居るだけで…
そう言ってくれる言葉一つだけで、幸せで一杯になるんだよ……