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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第11章 Davie(デイビィ)の時間




ケイト「昔の時、話したよな?


小学5年の時点で
学問的に、高校3年まで飛び級した後

爺ちゃんから
ずっと毎日、バスケを学び続ける日々ばかりになって…


11歳の誕生日、ハーバード大学を飛び級で受かって

12歳の誕生日に、飛び級で論文書いて卒業したって」

(第一部、200~203ページ参照)


その問いかけに、僕等は頷いた。

イトナくんだけは初耳みたいで、聴き入っていたけれど


ここから、始まったんだ。


ケイト「Davieと出会ったのは、小学5年の時…

日本人学校でも反りが合わないで
たった一人でいた時の話だ」

Davieとの

辛く、楽しい昔話が…


その時まで、僕等は知らなかった。

ケイトちゃんが、昔の時にあぁ話していた理由も…


その経緯でさえも。



今日、それらに僕等は打ちのめされた。

衝撃を受けたという方が正しいのかもしれないけれど…


やっぱり、筋は通っている点に関しては同じだった。




小学5年に進学時、アメリカに引っ越してきてから

アメリカでは9月から始業式のため
転入という形で、日本人学校で過ごすことになるも


アメリカでも
例の事件(いじめなど)は知られており

両親も祖父母も殺される要因になったやら
化け物やら、好き勝手に言われ続けていた。


無論、日本人学校にはもう行く気がしなかった。

行っていても、心ここにあらずで
バスケをするにしても、母さんの影が目に浮かんで…


大好きなはずなのに、辛い思いが込み上げて

なかなかできないまま、ただ見ているだけになってしまっていた。



でも…

そんな、一人きりだった時に声をかけてくれた人がいた。


「Hey!」

ケイト「?」

「Let's play together!」

ケイト「?New face?」引っ越してきたの?

「頷く)Yeah!
I'm Davie!(微笑)

Are you?」

ケイト「…Kate」

自分を親指で指さしながら快活に笑いながら言い

尋ねてきた。


それは、とても明るくて眩しいものであると同時に


「Let's play together!
Basketball!!^^」

その子が持つバスケットボールと太陽が、同時に瞬いた。


その日、何か月かぶりにバスケを楽しんだんだ。

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