第11章 Davie(デイビィ)の時間
あの死神の事件から、一週間ほど過ぎた頃…
教室は、平和を取り戻したかのように見えた。
前原「にしても、前よりも明るくなったよなあ」
杉野「ああ。
昔だったら、一人で暗い感じだったんだけど
今となっちゃ、クラスのムードメーカーってぐらい明るいし^^」
イトナ「俺が昔
知り合った頃のケイトと同じぐらい変わらないがな」
磯貝「ひどい目に遭う前の明るさを取り戻せたんだ。
本当によかったよな(微笑&涙目」
前原「感無量だよな^^」
そう、登校中に盛り上がる中…
教室では、女子たちがわいのわいのと盛り上がっていた。
がらっ
そう言い合いながら男子たちが入ってくる中、響いたのは
『きゃー!!!』
前原「なんだ?;」
中村「で!?やっぱり初恋!(わくわく&微笑」
ケイト「そ…
そう、だったかも。
その当時、Davie以外考えられなかったし//(ぽっ)
で、でもドキドキはしなかったよ?//
カルマといる時が初めてだったし//(俯き&ぼそぼそ」
中村「あーもう!
何この可愛い小動物!^^(ぎゅううう!&すりすり」
ケイト「//」
男子(((頭を思いっきり抱き締めて頬ずりしとる;)))
何が何だかと、男子たちが状況についていけぬ中
杉野「おはよ。
何があったんだ?;あれ」
中村に抱き締められて頬ずりされる中
ケイトは今もされるがままになっている『二人』を指さす
渚「あ、おはよう^^;
実は…
学校についてから
ケイトちゃんが、Davieって呟いたんだ…
それというのも、その母親から手紙が来たんだって。
早く学校行かなきゃって
差出人を見るよりも先に、持ったまま走って学校に来ちゃったわけで。
そのDavieっていう男子が
アメリカに居た時、とっても大事な親友だったんだって。
それで恋の話に発展したんじゃって盛り上がってきたとこ^^;(苦笑」
杉野「あー、なるほど」
イトナ「少し興味があるな。話せ」
渚「イトナくん!?;」
なんか命令っぽくなってる!;
ケイト「…いいよ」
渚「いいんだ!?・・;」
ケイト「小学5年、アメリカに引っ越してからの話をさ」
遠い目をしながら、語り出してくれた。