第10章 死神の時間
そんな私に、次々に嬉しそうに言われた。
岡島「お、やっと言うようになった(微笑」
前原「少しは感情ってもんを言えるようになったな^^」
杉野「二度頷く)そうそう^^」
渚「甘えとか見せないし^^」
磯貝「だな^^」
片岡「もう少し甘えないと。
ただでさえ、自分には厳しいんだから(苦笑&溜息)
そんなに感情押し殺してたら、絶対いつか潰れるわよ?」
倉橋「そうそう^^心配したんだから!(微笑」
口々に言われる言葉は、どれも…
私を想っての言葉だということは、言わずもがなで……(微笑)
ケイト「…ありがとう^^
んじゃ今の感情言う。
幸せだ^^」
『………それだけ?(意外』
ケイト「…憎しみに飲まれかかった。
でも、皆のおかげで薄っぺらい奴にならないで済んだ(微笑」
カエデ「薄っぺらい?」
ケイト「一部分だけを見つめて
自分にされたことだけを見て、全部知ったように語ったり感情をぶつける奴。
といっても、あいつに関しては
全体的に知った上で、殺した後の行動について嫌いなだけだから別」
『それは言わなくても解ってる;(汗』
カルマ「…つまり、憎しみの感情に任せて
人を傷付けて殺そうとする奴にならないで済んだ。
っていうか、傷付けたくないとか殺したくないって
今までの主張を護って、行動の伴ってない薄っぺらい発言としなかった。
=薄っぺらい奴じゃないって感じ?」
ケイト「そうそう!そういう感じ(微笑」
『なんとなく分かった;(汗』
ケイト「……
じっちゃんとばっちゃんに会った。
ちゃんと、見てくれてた。
こっちの想いも、ちゃんと解ってくれてた。
その上で、今まで必死に貫き通してきたものも…
だからさ、決めたよ(微笑)
自分の思ったように、生きてみる。
自分って色が、どうなるかなんてわかんない。
それに至るまで
どれだけぶれそうになるか解んない。
でも…
それごと、ちゃんと見てくれてる奴がいるって解ったから(微笑)
全部、ぶつけた上で進んでく!(真剣&微笑」
『!!』
そう、拳を握り締めながら語った。
誓った事と、学んだものを噛み締めながら…