第2章 シルバーウィークの時間
ケイト「……ありがとう^^」
涙を浮かべながら笑って、それは零れ落ちていった。
星明りに照らされて、何とも言えない輝きを放ちながら…
ケイト「でも殴ることないでしょ?;カルマ;」
カルマ「いい薬^^♪
だって、そうでもしないと絶対に甘えないの解ってるし(にや」
ケイト「…(くす)
そうだな。本当に^^」
そう言いながら、くっくっくっと肩を震わせながら
口元を左手の甲でおさえて笑いだした。
その顔は、やっと晴れたようにも見えた。
その答えは、簡単だった…
誰かに言えばいい。
辛くて抱え込んで、苦しみ続けてきた時は…
そうやって、誰かに話して分け合えばいい。
後ろめたく感じるかもしれない。
申し訳なさで、逆に苦しくなるかもしれない。
それでもいい。
大丈夫。
だって…
僕等には、今まで一緒に乗り越えてきた時間があるから//(微笑)
気付けば僕は、笑いながら涙を流していた。
誰でも抱えるもの…
それでも、ケイトちゃんにとっては誰にも言えないものだったから。
だから余計に、苦しかったんだって解った。
誰かに言えれば、その分苦しみはマシになる。
それでも…
誰も味方が居なくて、聴く耳の持たない人たちばかりの場合は逆で……
そんな環境で生きてきたから、余計に知る機会がなかったんだと思う。
だけど、今はもう…
大丈夫だって、きっとわかってくれたよね?^^
そう思いながら、ケイトちゃんを見つめると…
どこか安心したような顔をして
いつものような明るい笑顔を取り戻して
うとうとと、眠りにつきかかっていた…
その頭を、そっと撫でながら…
渚「ケイトちゃん…
話したくなったら、いつでも話していいんだよ?(微笑)
僕等は、いつでも聴くよ。
分け合えれば、また何度でも乗り越えられるから…
どこまでも、一緒に^^//」
ケイトちゃんが、教えてくれた。
どんなことも乗り越えていける…
前にだって、いくらでも進めるんだってことも。
だから、僕等はまた、今日を生きていく。
明日を生きるために…
星空を見ながら…
ふと、そう思ったんだ(微笑)
(4月18日PM10:58~19日AM1:38、18~23(6ページ)更新)