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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第2章 シルバーウィークの時間




渚「大丈夫だよ。

僕は、違うから(微笑)


そんな人達とは、絶対違うからっ;;」

ケイト「!!

そんな保証…どこにあるんだよ。


どこにもないじゃんか;」

カエデ「ここにあるよ」

そう言いながら

茅野はケイトちゃんの左手を取って、両手で握った。


ケイト「!」

カエデ「私が向き合ってきたのは

他でもない、その好き勝手に言われているケイトちゃんだよ?


確かに、ずっと理不尽な目に遭ってきた。

でも…ケイトちゃんは、私たちのことを信じてくれた。


それで、長い時間の中で何度裏切られても…


友達だって言われて、お金を取られかけても

どれだけ貧乏くじひかされて、敵扱いされて
毎日ひどい目に遭わされ続けてきたとしても!!


それでも…

抵抗しなかったのは、傷付けたくなかったからでしょ?」

ケイト「…」

それに黙ったままうつむくケイトちゃんを見て、確信した。


カエデ「ケイトちゃんはケイトちゃんだよ!!

そりゃあ、人によって見方は違うし
好き勝手に言われることだってあるよ。


それでも…

私たちが友達だって事実は、どこまで行っても変わらない!!


哀しくて辛くてどうしようもないなら

助けさせてよ!!」
ケイト「!!!」


ケイトちゃんは、ずっと心を痛め続けていたんだ。

長い間、勝手に視えてた、聴こえてた、感じられてた。


それでも、必死に押さえ込んでた。

抱いた感情も、それによって得た認識も…
負も闇も、全てが感じ取れる中では地獄だっただろう。


けれど…

それでも、話した相手が苦しむのを嫌がって


きっと、そうしたんだ…



距離を取って、壁を作って……

そうじゃなきゃ、まともでいられなかったから…



カエデ「私だって、山ほど助けられてきたんだから!!(涙目」
ケイト「………」

涙目ですがる茅野に、ケイトちゃんは…


ケイト「そんなこと、言われたって…

もう、どうしたらいいのか解んないよ」

カルマ「すがれ!!」

ぺしっ!!(頬を右拳で軽く殴る)
ケイト「!」

俯いて沈んでたのが、カルマくんの言葉で変わった。


カルマ「こういう時ぐらい、甘えればいいんだよ。

たくさん、助けてきた分さ。


それくらいで、罰は当たらないと思うよ?(微笑」

そう言われた時、心なしか嬉しそうだった。

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