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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第10章 死神の時間




そんな中…

カルマは、落ち着くまでずっと抱き締めてくれていた。


なぜか、悔しそうに顔を歪めながら。



落ち着いてから、一番に謝った。

別にいいって、と
意も介してないんじゃないかってほどの速さで、即答で言われた。



ケイト「っ…

それでも…;」
カルマ「そんなに気にしなくていいよ。


悪いのは…

そういう環境を作っておいて、何とも思わない奴らじゃん。


俺も、そこに居れば…(ぎり」

そう爪を噛んで、歯ぎしりしていた。


理由を聞くと…

「惚れた女が、こんなになるまでされたのに怒ってないとでも?

怒ってるよ。
殺しても、足りないほどね…(黒」


本心からだと悟るのに、そう時間はかからなかった。




でも私はやっぱり…

甘えるのは、苦手な方みたいだ。


だって…すがるってこと自体が、簡単にできないから。



大丈夫だって周りに言って、自分にも言い聞かせて

『^^』


そうしてさえいれば、きっと…

気にせずに、ちゃんと幸せそうに笑ってられるからって……



不快な思いをさせた事で、申し訳なく感じなくなれば

それこそ、人として終わりだ。



今、はっきりと解った。



過去にしたことは変わらない。

ひどいことをした、その時間は返ってこない。


でも、それを踏まえた上で行動することが大事なんだって。



それでも現在になってもなお

必死に、その過去をあらさがしして
その当時の出来事や話題をほじくり返して

それを周囲にぶつけて
そういうひどい奴だと言い聞かせようとする。



そんな連中の言葉を、私は真に受けていた。

ひどいんだって、自分でも自分をそう思っていた。


そう思うことで、殺そうとしていた。

そうすることで、邪魔になるまいとしていた。


それで幸せを感じていられるなら、と…



でも、違った。



そんなんじゃ、言い広めてる相手は幸せでも

自分や、自分を大事に想ってくれている人は


一番幸せになって欲しい人は

幸せを感じて、笑うことができないんだから…

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