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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第10章 死神の時間




渚「凄い…」

カルマ「確かに…俺たちが居たら足手纏いだよね、これ(汗」

磯貝「!今の間に外へ!」

それから僕等は我に返って、穴から出て行こうとしていた。


最初こそ、互角に打ち合っていた。

でもそれは…
相手が怪我しないようにって、気遣ってのものだった。


今まで、それをやっていた上で強かった。

でも…
走ってバテバテになっていた時にやられた。


おそらく、その時は烏間先生にも勝てないと思う。

だって…あれほど、動きにキレがなかったから。


いつもの動きは、ずっと見ていた。



それを取り戻しさえすれば、きっと…

走っていこうとする僕等に対して、死神は僕等の方へ動き出した。


その直後、顔面を反対方向へ殴り飛ばした。

死神「きっ!)調子に乗るなよ!」

がっ!!!


その直後、ケイトちゃんが宙を飛んだ。

いや、蹴飛ばされた。


僕等が入ろうとしている穴へ向かって。

どさっ!

ケイト「っ」

僕等の前に着地する中


渚「ケイトちゃん!」
ケイト「大丈夫だ」
死神「どこが?」

ケイト「!(ぴくっ」後ろ振りむく
渚「後ろ!!」
がっ!!

その直後、死神は後ろに回っていた。


両拳で頭へ向けて下へ叩き落そうとしていたけど


左回転しながら、後ろへ振り返った直後

右手で横に添わして、向きの軸を横に逸らし
と同時に左手で掴みながら同じ向きの力を加え、その勢いを加速

左回転した勢いを利用して
一回転した頃には、ケイトちゃんから見て右の地面へめり込ませていた。


即座に、左手をその両手につけ
それを軸にしながら、右足蹴りを食らわせる。


無論、それは左腕でガードされたわけだけど…

それから、また拳や蹴りの攻防が始まった。


死神は穴の前でやるように、ある程度調整しながら

ケイトちゃんは穴よりも遠くへ飛ばそうとしながら


死神はすぐに詰め寄ってくる。
ケイトちゃんは、すぐに蹴飛ばす。

どちらもゆずらないけれど
相手の動きを利用し、なおかつ死角から
最小限かつ最大限の威力を誇る、ケイトちゃんの攻防の優勢は目に視えていたわけで…


ただただ見入るしか出来なかった。

下手に動けば、それを囮に利用してやられそうになる。


そういったことが、実際に起こりかかっていたから。


吉田「くっ」

村松「下手に動けねえ」

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