第10章 死神の時間
その頃、殺せんせーは…
XとYを7対1にすると美しい問題になると言っていたが
そのブラジルでは、ドイツとの対戦を控えており
そのドイツに昨年(2014年)7対1で負けたことがあったため
現地民を怒らせてしまい、サッカーで勝負しまくっていたそうな。
(ちなみに
この作品においての年度は2015年なので、あしからず^^;)
だが、その意味が解らず
前原に聞こうとしていたが、繋がらず
他の人たちにも連絡を取ろうとするも
一切連絡が通じないことで、胸騒ぎがしていた。
それから後、すぐに日本に飛んでいったらしい。
ちなみに、現地民の人たちは
殺せんせーのあまりのサッカーにおいての速さに
涙を流しながら踊り出していたのだそうな。
磯貝「ここで迎え撃とう。
どちらの方向から来ても、多勢でかかればこちらが有利だ」
原「律、サポートお願い」
律「やる気しねぇ~。
死神さんに逆らうとかあり得ねえし。
働くくらいなら電源落とす!」
『ハッキングされてる!』
ケイト「それよりも注意した方がいい。
わざと逃がしたって気がする。
多分、ここで待つことも計算済みだと思う。
そこで、一個だけ考えを伝えてもいいか?」
磯貝「え?」
ケイト「私が死神を相手取る。
その間に、お前ら全員外へ出ろ」
『!!』
渚「え…」
カエデ「でも、それじゃあ!」
ケイト「もう緊急事態だ。
外への連絡係が居なければ、どうにもしようがなくなる。
殺せんせーの嗅覚はいいから、杞憂かもしれないけれど」
カルマ「?何で鼻がいいって解るの?」
ケイト「昔の時、小さい頃になくした
おもちゃを山から探し出してもらった。くんくんと」
『犬か!!・・;』
ケイト「死神が現れた後、私が一番最初に飛び掛かる。
その後、お前らぱっぱと外へ向けて移動して逃げろ。
大丈夫。無茶はしない」
カルマ「できるの?さっき倒されたのに」
ケイト「…できる。
あれは、傷付くことやら何やらを気にして
力を出せてなかった。
今度は…気にしない。
全力で、倒しに行く(睨&真剣」
それは、初めて見る…
殺せんせーにも向けたことのない、どこか張り詰めた感じの
闘気だった。
磯貝「危険すぎる!
一人だけにそんなこと」
死神が現れたのは…
そういった矢先だった。