第10章 死神の時間
僕等は誕生日プレゼントを買う、買い出し班
そして残りの人たちはビッチ先生の気をひく、陽動班
と、役割分担した所までは良かったんだけど…
誕生日プレゼントを何にするか、決めかねていた。
そんな時、声をかけてきてくれた人が
あの救急車を呼んでくれた時の花屋さんだった。
それから、誕生日プレゼントを花束にすることになった。
そうして、烏間先生に渡してもらうように頼んだ。
けれど…
ビッチ「ありがとう。
あんたのくせに上出来よ!
何か企んでんじゃないでしょうね!?^^//」
烏間「祝いたいのは本心だ。
おそらくは、最初で最後の誕生日祝いだしな」
ビッチ「!
…何よ、最初で最後って(微笑」
烏間「当然だ。
任務を終えるか、地球が終わるか。二つに一つ。
どちらにせよ、あと半年もせず終わるんだ」
そんな言葉に、怒りをあらわに窓を開けた。
無論、そこに居たのは僕たち生徒で…
ビッチ「こんなことだろうと思ったわ。
あの堅物が誕生日に『花』を贈るなんて、思い付くはずないもんね」
それから、屋上にいるであろう殺せんせーに発砲して
殺せんせー「にゅや!;」落下してきた;
ビッチ「楽しんでくれた?
プロの殺し屋が、踊らされて舞い上がってる姿を見て(微笑」
殺せんせー「それは違いますよ、イリーナ先生。
生徒達は純粋な行為からあなたを…」
ビッチ「説得力ないわ、タコラッチ!!
(ふっ(微笑)
思い出したわ。
こいつらとはただの業務提携関係。
平和な世界のがきどもと先生ごっこをしてただけ)
おかげで目が覚めたわ。
最高のプレゼント、ありがとう」
そう言いながら、花束を烏間先生に返して
校舎から去っていった。
烏間先生は
ビッチ先生が恋を抱かれていたことに、気付いていた。
その上で、冷たくないかと言いよる僕等に…
烏間「色恋で鈍る刃なら、ここで仕事する資格はない」
そう、結論付けたそうだ。
あれから三日たった今も…
ビッチ先生は、学校へ来ていない。
それと同時に、ケイトちゃんもまた…
捜索やらで、学校に来なくなっていた。