第9章 ビフォーアフターの時間
そんな中、殺せんせーは
殺せんせー「失敗も挫折も成長の源。
今回のことは、またみんなを強くするでしょう(微笑)
勉強も暗殺も、まだまだこれから励めばよいのです」
森の中、川のほとりで微笑みながら…
殺せんせー「さて…
フランスの直売所でこっそり買ったフォアグラをバーベでキュー!
こればかりは生徒たちには内緒ですねえ。
ぬるっふっふっふっふっふっ(にやにや」
そうにやつきながら
バーベキューしてた殺せんせーの背後の崖から
中村がバーベキューしてた網に、ダイブしてきた。
殺せんせー「にゅやああああっ!!??;
なんて場所から落ちてくるんです!!!??;」
咄嗟に叫びながら、焼いたバーベキューを取るものの
中村「すっげ~。
あの高さから落下しても痛くない!」
中村は感心しており
その直後、千葉や速水が木の上から
殺せんせーを狙撃してきた。
それから縄を伝って、私たちは崖から降りてきて…
殺せんせー「なんですか一体!;
息つく暇もない!!;」
磯貝「殺せんせーに見て欲しかったんです」
殺せんせー「にゅ?」
烏間「国から支給された、新しい装備だ。
手の内をさらすのはやめておけと言ったんだがな…
彼らがお前に見せたかったそうだ。
新しい力の使い方を」
『へへっ(微笑』
殺せんせー「おお」
寺坂「教えの答えは暗殺で返す。
それがここの流儀だからなあ」
片岡「約束するよ、殺せんせー。
私たちのこの力は、誰かを守る目的以外で使わないって(微笑」
殺せんせー「満点の答えです(赤丸&二度頷く)
私がここに来た頃は
教室の所々に、よどんだ殺意があるだけだった。
暗殺の危険は少ないが、冷たい空間。
それが今は、敷地のどこでも温かい殺意であふれている」
そんな中、脳裏に浮かんだのは…
『いつかあなたも、そんな相手に巡り合えますよ(微笑』
殺せんせー(ええ。
今は、目の前にたくさんいます)
そんな女性の姿と言葉が、やけにはっきりと感じられた。
そうして…
時が10月の中旬に差し掛かった頃、事件が起こった。
誕生日を迎えたビッチ先生がいなくなったのを、きっかけに……
(5月19日PM9:31~20日AM1:03、195~208(14ページ)更新)