第9章 ビフォーアフターの時間
カルマ「いっそのことなら
こいつら最後には地獄に落ちて、千年以上修業したってことにしない?」
ケイト「ある意味生々しいからやめてくれ!!;
何であの世の地獄諸事情知ってんだ!;」
カルマ「律から聴いたけど?」
ケイト「教えるなよわざわざ!!;
律に教えた私もそうだけど!!:」
ぎゃいぎゃいと話し合っている中
それをよそに、工事も順調に進んでいって…
道徳を兼ねた紙芝居の時間も終わって……
自分らしく生きることを決めた旨を
渚たちにも伝えると…
渚は、涙を流していた。
嬉しくて、仕方がなかったんだとか…
渚「やっと…
自分を貫けるようになったんだ;
よかった;
よかったあっ;;(涙&ぼろぼろ」
ケイト「オーバーな!・・;(汗」
抱き締めながら涙を流して嬉しそうに言葉を紡ぐ渚に
私は冷や汗を流したが…
渚はただただ、本当に嬉しそうで……
私も思わず
それになぜか嬉しさを感じ、笑みを浮かべていた。
そうして…
あっという間に、二週間という時が流れていった。
それから後、園長さんに許されて
結局の所、私も私で
ちょいちょい将太の勉強や遊ぶのに寄ることになった。
どっちが遊びに付き合わされているか解らなくなるぐらい
同化しているらしいけれど^^;
まあ、どっちも楽しいんだからいっかとも思った(微笑)
そうして
わかばパークでは、嬉しそうに過ごす声が止まなかったという。
大事に想い合う精神の大切さ、
何があっても、殺してもいいという理由には繋がらないこと…
色んな、掛け替えのない学びを胸に進んでいく。
その一年が、どんなに人を歪めたとしても
それごと受け入れてくれる、理解してくれる…
そういう人にさえ出会えれば、それだけで……^^
その支え合う相手に、互いがなれさえすれば…
そう思いながら、願いながら
私もまた、皆と一緒に
明日の中間テストへ向けて、歩き出していった。