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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第9章 ビフォーアフターの時間





そして…

『俺も大人げなかったかな』と言うカルマに


カルマ「!え…」

私は抱き着いた。


ぎゅううう

木を背に押し付けられる中、なぜか顔が赤らんでいた。


カルマ「!//(胸、引っ付いて)

ケイト、とりあえず離れ
ケイト「やだ」

カルマ「ちょっと、聴いて
ケイト「聞かない!!」

カルマ「なんで
ケイト「どっちも勝手じゃんか!!」

カルマ「は!?意味が解んな
ケイト「死ぬなんて言うな!!!

…そりゃ寿命が尽きたら
あっちのが死んだら伝えられなくなるけど

っていうか、お前を置いて死ねるか!!


あっちの方はどうでもいいよ!
死を望む人の方がよっぽど多い!!

だから、あっちは死のうが心底どうでもいい!!

けど、こっちのカルマたちの方が大事なんだよ。私にとっては!」

カルマ「カチン)っ!

俺の方はどっちも大事で
ケイト「知るかよ、んな事!!

『死ねば嬉しいんだろ?
笑ったら気持ち悪いんだろ?

私さえ居なくなれば、不幸じゃなくなるんだろ?


どんな事象よりも何よりも
私が死んだり苦しんだり傷付いて殺された方が嬉しいんだろ!?』

それが、あっちで学んだことだ!!


あっちで暮らすってのは…

私にとっちゃ生き地獄の業火の中で
身を護る服さえも何もないような状況=裸で生き抜けって言われるようなもんだ。


あんな汚れ切った世界に、ものに何の価値がある?

あっちで喜びを感じるには
自分が傷付けられて、殺されかけて死ぬ事ぐらいだ。


それで笑ってる相手さえ見れば、私は笑ってられる。

何でか解んないけど、それが嬉しくて仕方ないんだ。


後遺症だかなんだか知らないけどさあ…
それが嬉しくてたまらないんだよ。

何でかなあ、ホント^^」

そう笑う中、カルマは冷や汗を流していた。


ケイト「でも…
そうじゃなかったんだ。

お前たちに出会わなければ
そのおかしさに、気付くこともなかった。


もう、一人じゃない。

漠然としたものでいい。
深く考え込み過ぎないでいい。


ありたい、『自分』ってものを貫けばいいんだって…

ここで一年って時を過ごして
皆と一緒に、色んなものを乗り越えて


やっと、解った気がする。

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