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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第9章 ビフォーアフターの時間




カルマ「ケイトはさあ
世界中の奴ら天秤にかけても助ける価値があると

俺は勝手に思ってるよ?」
ケイト「はい!?;」

カルマ「人柄としてもさあ…
あいつらよりも何よりも断然いいじゃん」

ケイト「そ、そんなこと
カルマ「いいから黙って寝てれば?」

ケイト「え!?;」

カルマ「…

ケイトを人として最下位やクズだって思うんなら

勝手に思ってればいい。



そのケイトの人格そのものを迫害して、貶めて

それで『自分を大事にする』って価値観も
『自分らしさ』っていうものでさえも失って

『殺さなきゃ』って感情を殺すのが、ケイトにとって当たり前になった。



それを平気でやり続けた、いじめっ子たちの連中も

それを何とも思わないで
自分だけ幸せでいればなんて考え続けた、いじめっ子たち含む周囲も


それから後に
ケイトが手にするはずだった幸せも、日常も平穏も奪って

ずっと、幸せやら日常を貪り食い尽くしてきた。


そんないじめっ子共を、世間はどうとらえるだろうねえ?

クズ所か、それよりも遥かに下でしょ。



それでケイトは、自分から人に話しかけることができなくなったし?

『話しかけるな』って環境が、なおさらに加速させたし…



それをテレパシーで感じていながら
伝わっていながら知らん振りし続ける所か、それそのものを否定するのだとしたら…

それこそ
最下位所かクズを通り越した、ゲス以下の存在。


そんな奴らに、ケイトを罵倒する価値はないって思うんだよね」

なんか真っ黒な上に怖い!!;


カルマ「怒っていいんだよ。

憤慨して、怒鳴って
それでもいいから暴れなきゃやってられないでしょ?」

ケイト「いや…
どんなことしても、もう一年という時間は返ってこないし」

カルマ「いっそ、そいつらに殴り込み行っとく?^^(ドス黒」拳握る
ケイト「何その爽やか笑顔!!・・;

そんな顔して言うことでもないだろ!!;」


カルマ「…

ケイトが怒れないなら、俺が代わりに怒るよ。

辛いを通り越して泣けないなら、俺も泣く。


死ぬっていうなら、俺も……」

ケイト「!!」


カルマ「…もう…

一人じゃないんだからさ。


俺も、ケイトも…(ぽんぽん」

そう右手で頬をかきながら
ぽんぽんと軽く頭を左手で叩くように撫でて、顔を逸らすカルマに

私は…

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