第9章 ビフォーアフターの時間
渚「変…かな?」
さくら「変だよ。
だって…
不登校って聴いたら、学校いかそうとする人ばっかだったし」
我を失うほど怒ってくれたことが
さくらにとっては、少し嬉しかったらしい。
渚「その…
いじめられてたんだ、ケイトちゃんも。
理不尽な目に、たくさんあってきて…
こんなこと言っていいかわからないけど…
さくらちゃんだったら、秘密に出来るよね?(微笑」
さくら「…まあね。
約束ぐらいは守るわよ」
渚「^^
ケイトちゃん…
祖父母が殺されたことと
力を見せたことがきっかけで、いじめられていたんだ。
両親は
『無理しないでいい』って言ってくれたけど、頑張って通ってて…
でも、護ってくれる人なんていなかったんだって。
それから、両親が死んじゃって…
母方のアメリカに引っ越して
そこでも、日本人学校だったからかいじめられて……
そんな中でも、いじめっ子たちは笑ってて
何事もないかのように日常を過ごしてて…
でも、ケイトちゃんは…
文句も言わず、仕返しもしないまま耐えてきたんだって。
楽しかったことはと言うと
皆が笑っていたことぐらいっていう感じでさ……(苦笑)
なんか、自分自身に対しては客観的で
相手の気持ちを一番に考えるっていうか、相手に主観的な人で…
それも多分
そういった過去から、同じ思いを味あわせたくない。
その気持ちが大きいんだと思うんだけどさ…
でも、それに救われたんだ。
E組って、差別を受けたりしてるんだけど…
ケイトちゃんはA組なのに、差別しなかった。
寧ろ、逆に仲良くしてくれてさ。
『同じ人なんだから、差別する方がおかしい』って…^^//
(嬉しそうに微笑む)
それに、僕は救われてた。
それでE組に落とされる事になっても
全然責めたりしてこないんだよ、本当^^
だから…感謝してるんだ(微笑」
さくら「…(じー)
好きなの?ケイト姉ちゃんのこと」
渚「ギクッ)え!!??・・//
そ、そんなんじゃなくって!////(あわあわ」
さくら「ふぅん…
負けないから(きっ」
渚「へ?何に?;」
さくら「私も私で方法を作る!協力して!」
渚「は、はい!!(気を付け」
何か解んないけど逆転した?;
(5月17日AM8:41~PM0:06、187~194(8ページ)更新)