第9章 ビフォーアフターの時間
男子「それにしてもやっぱすげえ!!」
ケイト「ありがとう^^」
思わず笑いながら礼を言う中…
外では、猫が木に登っていて
それから、さくらのことについて教わった。
ケイト「…ふざけんなよ(ぼそ」
さくら「え?
やっぱり…あんたも
ケイト「何でいじめやがんだよ…(震)
今すぐぶん殴りに行ってやる!!」
渚「落ち着いて!!;」
ケイト「いいかさくら!!
お前は悪くねえ!!
どんな理由があってもな!
人を傷付けるなんてことはやっちゃいけない事なんだよ!!(くわっ!」
渚(耳が痛い!・・;)
ケイト「いじめられる方が悪い?
力を付けるために行く?
ふざけんな!!
護り合うために仲間が居んだろ!!
大切だから、傷付けられたら怒るんだろ!!
それなのに…(ぎり)
もっと怒れよ!憤れよ!!
学校に訴え出るぐらいの気概を見せろ!!!
確かに世の中には外に出たら
やりたい放題やってる奴だっている!
殺人者や犯罪者だって、いくらでもいる!
でもなあ…
それで誰もかれもがやっていいってことになったら
そういう風に想って、好き勝手に動き続けたら
それこそ世の中はおしまいだろうが!!!
滅茶苦茶がまかり通るからって
それをやっていいって理由にはならねえんだ!!
人格を否定するようなことやっていいって理由にもならねえんだ!!!
いじめっ子の気持ちなんて誰が解るか!!!!
ぶち殺しに行ってやる!!!!!」
『落ち着けバカあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!;』
その時、私は頭に血が上り切っていて…
冷静になるのに、10分ぐらいかかった。
そんな中…
渚「き、気にしなくていいよ^^;
ケイトちゃん、人のこととなると怒るっていうか
許せないっていうか…
自分自身がされた時は
自分のせいで、悪い人になっちゃったんだって自分を責めるんだけど…
それなのに、人のこととなると
完全に我を失って、怒っちゃうから^^;
気持ちが解るからなんだろうけれど;」
さくら「…変な人だね…
そんな風に怒鳴って怒って
殴りこみに行こうとしてくれる人、初めてだよ」
そんな中、さくらは少しだけ
嬉しそうに微笑んでいたらしい。