第9章 ビフォーアフターの時間
ケイト「生きるのは、とても辛いよ。
特に、失った命を抱えて生きるのは…
でも…
そう望むことぐらい、私は解ってる!!」
涙がにじむ目で、写真を睨んだ。
写真に写った人たちは、何も言わない。
でも、解っていた。
上から、見ていてくれていることも
危ういと心配になって、それで不安でいていることも…
ケイト「だから!!;(つー)
それでも、頑張るからっ!!!;;
生きて、あんたらの分まで大事にする!!
だから安心しろ!笑ってろ!!
この世にまで響くぐらい笑って、幸せになれえええ!!!><;;」
声を振り絞って、両手に拳を握ったまま叫んだ。
両目を瞑って、溢れ出す涙が止まらない中…
あの世まで届くように…
この想いが、
願いが、笑顔が
あの世で暮らしているであろう
死んだ人たちが笑って、幸せでいられるように…
空いている窓に
空に向けて、叫んだ。
それから、窓際に立って続けた。
言いたかった言葉も、想いも…全てをぶつけて……
その上で、ちゃんと前に進むために。
ケイト「ぐすっ…
これから、あんたら罵倒する。
でも…
それを言うのはこれで最後だから…
金輪際ないからごめん!
これから私が言うのは、ただの欲求だ。
ぶつけたかったもんぶつけさせろ!ちゃんと聞け!!
勝手に死ぬこと選ぶなバカ!!
私はもっと一緒に生きたかったんだ!!
一緒に笑いたかったんだ!!
喧嘩してもいいから!
怒られてもいいから!!
殴られても蹴られてもいいから!!(涙目)
一緒に生きてさえいられれば何もいらなかったんだああ!!!(涙)
この世じゃ幸せだったかどうかなんてわかんないけど…
あんたらのことだから、幸せだっていうんだろ?
だったら私が居なくても幸せになれ!!
私も幸せになる!!
あんたらが上から見てても笑ってられるように頑張るよ!!!
だからッ…
幸せになれなかったら…;;
幸せになれなかったらっ!!
くっ;ぅっ;;
ひっ(ぎり)
死んでも消えても許さないからなあ!!!!
解ったかバカあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
咆哮のように泣き叫ぶ中
叫ぶために堪えていた涙が、どっと溢れ出す。
そんな中、カルマに正面から抱き締められた。