第2章 シルバーウィークの時間
その時、僕の脳裏に一つの言葉が思い浮かんだ。
殺せんせー「ケイトさん、最後に一つだけ聞かせて下さい」
ケイト「?」
殺せんせー「その女の人は…笑っていましたか?」
ケイト「?
(質問の意図が解らないけど…)
うん。
幸せそうに笑ってたよ^^
そんでもって…
何か、嬉しそうに優しい目で見つめてた(微笑」
それを聴きながら、先生は笑った。
殺せんせー「…そうですか(微笑)
それを聴いて、安心しました^^//」
ケイト「うん。
なんか…この人も、安心したみたいに笑ってるよ?^^」
殺せんせー「ええ。嬉しい限りです^^」
そう笑う殺せんせーは、いつになく満足げで…
ケイトちゃんも
幸せを感じたかのように笑う姿に、嬉しそうに笑っていた……
ケイト「どうした?渚?
気分でも悪いのか?」
渚「え!…ううん。何でもないよ^^;」
ケイト「じー)なんか隠してるような顔(じと目」
渚「い゛!!??;(青ざめ)
そんなことないよ!(あわあわ」
カエデ「渚、それ不自然だよ;」
カルマ「そーそー。
どうせなら…
ケイトを川に突き落とすとかしないと」
ケイト「何でそうなんだよ;」
カルマ「ケイトが水で滴るところ見てみたいから(にや」
ケイト「バカ!!・・;」
カルマくんはいつもの調子ではぐらかしてる;
僕も…
いつもみたいにしてれば、いいのかな?
いや、それよりかは……
カエデ「力入り過ぎだよ、渚?」
渚「あ、茅野…
ってあれ?;
ケイトちゃんとカルマくん何やってんの?;」
カエデ「早投げ競争だって、うまくごまかしてくれたみたい^^;
正確には…
川で小石拾いながらぶつけ合ってるだけなんだけどね;」
渚「十分凄いよ!!・・;」
カエデ「…
なんていうか、そんなに何かしようって焦らなくていいと思うよ?
だって…
心の傷とか、そういうのは…
そう簡単に治せるようなものじゃないって、私は思うし
それに…
いくら協力されたって、完全には治り切らないようなものだから」
渚「!!
……そうだね。
ちょっと、焦ってたみたい(苦笑交じりに頭をかく)
ありがとう、茅野。気付かせてくれて(微笑」
カエデ「ううん^^
私も、最近気付いたことだから(微笑」
そうケイトちゃんを見つめる茅野に、僕も笑った…