第9章 ビフォーアフターの時間
カルマ「っていうよりさあ……」
ケイト「ん?」
カルマ「窓の外のあいつには気を付けなくていいの?」
そう指さす先には…
ケイト「……;
何やってんだ!!!;」
殺せんせー「にゅやっ!!;」
只今、私たちは
居間にあるソファーに座りながら団らんしてたんだけど…;
(カルマは足を組みながら、普通に本読んでる)
団らんっていうか、報告かな?;
殺せんせー「す!すみません!!;
やっぱりついつい気になってみたので…;
それとケイトさん」
ケイト「ん?」
何かを取り出そうと殺せんせーが、懐をごそごそとまさぐり出した。
ちなみに言うと
私たちは一階のソファーに座ってるけど
現れた時は
様子を窺うように、小さな出窓のとこだったけど
渡そうとした時には
ここからすぐ外に繋がる大窓の前に、一瞬で移動していた。
ケイト「どしたの?」すくっ
立ち上がってから歩いて、窓を開けると…
殺せんせー「一緒にラップを極めませんか?(キラキラ」
ケイト「何考えてんだこのお馬鹿!!!!・・;」
カルマ「なになにー?
目が飛び出そうな大金でも出たー?(微笑」
ケイト「違うわ!!;
ラップ大会って何ぞや!!;」
殺せんせー「ラップで世界一を競うんです!
それに優勝したものには…
賞金、100万円ー!!!!(だらだら」
ケイト「給料日前だからって必死過ぎだろ!!;」
カルマ「そうそう。
どうせだったら、今晩泊まってく?
今夜、焼き肉の予定なんだけど…
ケイトの焼き肉、すっごい俺の好みなんだよねえ(にやにや」
ケイト「絶対紛れ込みながら暗殺する気満々だろ!!;」
殺せんせー「いいですねえ。焼肉(だらだら」
ケイト「そして懐柔されとる!!!;
っていうかツッコミどころ多いわ!!;
誰かツッコミ役変わってくれええ!!!;」
ただ二人がいつも過ごしていた家に、そんな叫びが響いた。
こうして…
ツッコミ劇は、殺せんせーが電話で呼び出されるまで続いた;