第9章 ビフォーアフターの時間
そんな中、こちら(ケイトの家)では…
ケイト「…やっぱりだ」
カルマ「?どうしたの?」
ケイト「…
これ、やっぱり血をかけられて急速に育てられたみたい。
普通の花じゃないよ」
そう言いながら、家で話していたのは
長らくと言うか、数日保留になっていた花の件だった。
最近、学秀と遊びに行ってから
カルマが乱入して、離れろと言うのに
カルマ「えー?何でー?彼氏なのにー?」
浅野(こいつっ!!・・(イラァっ!!))
全く聞かない上に、そういうもんだから…;
すっかり、学秀から敵認定されていた;
こちらはこちらで
汗が混じりながらも見守るしか出来なかったんだけど^^;
体育祭が終わってから
アメリカに居た祖父母は、少しばかり日本で過ごして去っていった。
日本での観光を案内しながら、一緒に楽しんで…^^
まあ、そんなこんなで…
今は
花のことについて、『セキ』に調べてもらった。
と言っても、日持ちの日数越えているんだけど
それでさえも、無効化するほど生きがよかった。
そして、それもまた…
一族の血によって育てられた、生物の特徴でもあった。
元来尽きるはずの命であったとしても
優に生命力を与えて、生き永らえさせるから。
やっぱり、殺された父方の祖父母…
その中でも、祖母の血そのものだった。
そういえばじっちゃん
いや、父方の祖父は大阪狭山市の人だった。
そして、一族の血を引いたのが…
この花を育てるのに使われた、ばっちゃんだった。
ケイト「…何で、ばっちゃんの血を」
カルマ「…知らないけどさあ。
今ここで考えてても始まらなくない?
第一、ただ考えたとしても
全部わかることじゃないだろうしさ。
それこそ、ケイトを殺して血を奪おうとして
捕まってる院長にでも聴かないと解んないでしょ」
夏休みの島で殺されかけた時(第一部参照)
銃を撃ったのは、その祖父母を殺したという院長だった。
それから、本格的に調べることになった…
カルマが調べている
私を生き延びさせる方法と寿命を延ばす件についても、同様に……
(5月14日PM11:11~15日AM5:00、161~175(15ページ)更新)