第8章 リーダーの時間
浅野君は、吉田君が掴んでいた手を取って振り下ろし
棒の先端に手をかけて
遠心力を付けるように回転してから
村松君に蹴りを繰り出して下ろしてから、先端に乗った。
『!!』
烏間「武道の心得まであるのか!」
磯貝「くっ」
浅野「君たちごときが僕と同じステージに立つ…
蹴り落とされる覚悟はできているんだろうね?」
渚(あ…あのラスボス感。やっぱり理事長の息子…!!)
そんな中…A組が戻り始めていた。
速水「やばい。詰みかけてる」
倉橋「このままじゃ、取り囲まれてピンチだよ!;」
そんな時
僕等もまた、動き出した。
蹴りを繰り出し続け
浅野君を掴もうとする手も避けながら、攻撃を当てていく浅野君に…
殺せんせー「浅野君…
一人で戦況を決定づける強いリーダー
彼が指揮を執る限り、A組は負けない。
磯貝君は、そういうリーダーにはなれないでしょう。
何故なら…
君は一人で決めなくてもいいのだから」
僕等は躊躇なく、突っ込んでいった。
E組の守備が、竹林君と寺坂君だけにしてから…
「E組の守備は二人だけ!?」
「どうやって押さえてるんだ、あれ!!;」
竹林「てこの原理さ(くいっ」
「へ?」
「てこ…なのか?」
寺坂「てこっていっときゃ、どいつもこいつも納得すんなあ(にや」
竹林「もちろん方便さ。
流石に二人で押さえるのには無理がある。
But you guys can't do anything without orders, can you?
(でも、命令無しでは動けないよね?)
Maybe he still has an ace up his sleeve.
(まだ彼には凄い作戦があるかもしれない。)
I guess it's better to wait for his orders before you make any moves.
(勝手なことはせずに、指示を待つ方が賢明だろうね。)(にや&くいっ」
アメリカ人「Damn four-eyes!!
(このメガネ腹立つ!!)」
「浅野ー!指示をー!!;」
浅野(くっ。指示が出せない!)
「A組も防御の体制が整ってきた!!
ここさえ耐えきれば、E組に打つ手はもうないはず!」