第8章 リーダーの時間
9月28日あたり
とある情報を入手した僕たちは
ひそかに真相の究明を…
というのは建前で、興味本位で
学校からほど遠い、この喫茶店に侵入していた。
そこには、磯貝君がバイトとして働いていた。
「う~む」
「イケメンだ」
磯貝「お前ら紅茶一杯で粘るなー」
前原「いーだろ、バイトしてんの黙っててやってんだから」
磯貝「はいはい、精々ゆすられてやりますよ。
出がらしだけど紅茶オマケな(ウィンク」
そう言って磯貝は全員のカップに紅茶を注ぐ。
((イケメンだ=v=//))
それと磯貝君がE組に落ちたのは
今回みたいなバイトがバレたかららしい。
けど、バイトしてる理由は
家が母子家庭で母親が体調を崩し
少しでも家計の足しにするためだそうで…
イケメンだ。
岡島「本当に磯貝の奴イケメンだな」
前原「本当にな。
アイツの欠点なんて貧乏ぐらいさ。
でも、その貧乏までイケメンに変えちゃうのよ。
私服は激安店のを安く見せず清潔に着こなすしよ」
『イケメンだ!』
前原「それとこの前
祭りで釣った金魚食わせてもらったけど
あいつの金魚料理、メッチャ美味いし」
『イケメンだ!』
金魚を食べれるように調理とかイケメンだ。
前原「あと、アイツがトイレ使った後
紙を三角に畳んであった」
カエデ&片岡『イケメンだ!!』
岡島「あ、紙なら俺もたたんでるぜ//
三角に」自分を指さす
カエデ&片岡『汚らわしい!!(青ざめ』
なんだろう、岡島君がやってると汚らわしく思える…………;
そう言って、磯貝を見ると
おばさま方と楽しく談笑してるのが見えた。
前原「見ろよ。あの天性のマダムキラーぶり」
『イケメンだ!!』
渚「あ、僕もよく近所のおばちゃんにおもちゃにされる;(汗」
『シャンとせい!!』
前原「未だに本校舎の女子からラブレターもらってるしよ」
『イケメンだ!!』
片岡「あ、私もまだ貰うなぁ、同性から」
『イケない恋だ…』
ケイト「…」
渚「?どうしたの?
顎に手を当てて考え込んで」
ケイト「いや…
そう言えば、本校舎に居た時
下駄箱に食べ物がほうり込まれてた、パックに入ってる新鮮の八宝菜」
『なぜに!!?;』