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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第7章 コードネームの時間




ケイト「囮だよ(ぼそ」

そういいながら、ふっと小さく笑った。


一瞬で身を翻しながら

尻餅をつきそうになる二人に対して
二人にやがてつくであろうナイフ(まだ空中)を取った。


左手で右に居る、磯貝君ののど元にあったナイフを
右手で左に居る、前原君ののど元にあったナイフを取りながら

二人が尻餅をついた直後に
それらでさえも通した上で、木村君まで当たるよう

両腕を交差した状態から
木に当たらないよう、×字状に切り裂いた。

木村君だけでなく、軌道上において二人も斬りながら
両手を広げるように振り抜きながら、両手で。


  磯貝 木 前原
木村 ケイト(木の方を向いている)

     ↓
     ↓足を木にかけて引き寄せ、体勢を入れ替えた。
     ↓

  磯貝 木 前原
    ケイト(木村君の方を向いている)
    木村

  三人からの銃撃


ケイトちゃんを挟むように襲いかかったのを、逆に利用され

その上、木村君のそれも交差する軌道になるよう導かれた。


つまりを言うと

律曰く、『全て計算されていたのだろう』とのこと。



それから着弾までの一瞬の間に
切り裂いた木村君を盾にするように、その背中を蹴飛ばして

木村「え」


呆気にとられる中
ケイトちゃんから見て、後ろにある木へ跳び移ったが

前に居た木村君によって死角となっていたことから見えず
次の動きも読み取られることもなかった。


そして
その跳び移った木伝いに、木の上を忍者のように跳んでいって

一瞬で、瞬く間に切り裂いていった。


銃を構えた方向とは逆になるよう

その木の近くにあった『ツタ』もまた、利用して方向を変えながら…


そして、利用した直後に
ツタを回収した点に関して、僕等は気付いてなかった。

気付いたのは…
次に標的となった、原さんを襲った時だった。



原さんは
襲い掛かってくるであろうケイトちゃんを待ち構えて、トラップを仕掛けていた…

その周囲に、不破さんと
岡野さんと片岡さんもいたわけなんだけど…


ケイトちゃんは一瞬で
木の上から平行になるように跳んで襲い掛かった。

ケイト「ピクッ!)罠か」


けど、ナイフをくくり付けたツタを利用して

木に投げつけて括り付けると同時に引き寄せて
その木の影に居た不破さんが斬られ


と同時に

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