第7章 コードネームの時間
ケイト「先生に言ったところで何もしちゃくれなかった;
助けてくれる人もいなかった;
見てても見てないようにされるだけさ;;
勝手に解釈されて誤解を招いたこっちも悪いけど
それで嫌われるようなことがあっても
それを否定する人もいなけりゃ理解者もいないままさ;
そうして全員に嫌われて死んでいった方が
未来にとっても過去にとっても
よっぽどよかったんだあああ゛あ゛!;(わあああん」
カルマ「どおどお(さすさす」
さっきから背中さすったり撫でたりしてる…
カルマくん、意外と面倒見がよかったんだ。
好きな人だからっていうのもあるんだろうけれど
渚「それで全部自分のせいだって思うようになったんだ。
っていうか、嫌いって前提があるから
なすこと全てが悪いように取られるってことにも繋がったのかな?;」
ケイト「問題が解決したのは冬から春になる終業式;(ぐすん」
カエデ「そういった環境で一年も生き抜いていけば…
気にし過ぎるようになって
気も休めなくなるのも解らなくもないかも;
やっぱり、私が入れた『孤高の戦士』にすべきだよ!
コードネーム!!」
渚「そんな名前ケイトちゃんに入れてたの!?;」
カエデ「今からでも遅くはない!!(キラン)
ぶっちゃけ呼んでみたい!!(ぐっ!&にや」
ケイト「あはは^^;」
よかった(ほっ)
少し元気出たみたい。
カルマ「でもまあ
その何であっても嫌いになること自体が難しいケイトが
嫌いな奴って、人を殺しても平然としてた奴だっけ?」
渚「結構極端じゃない!?;嫌いになる理由!;」
ケイト「そうじゃなくって…;
人を殺す理由に関しては
時と状況と場合によって、やむを得ないこともあるから
それによって嫌いってわけじゃないんだよ。
ただ…
殺した後で、二度と殺さないように修業するわけでもなく
殺した後で、ただ息を吸ってはいた後と同じように
何事もなかった顔をして
理由はどうあれ殺したことに対して、悩まないっていうか
笑って、平然と過ごしていたことがショックっていうか
それをやってたら
ただの殺人犯と同じになっちゃうんじゃって思って;
感情に任せて人を殺して何とも思わなくなったら
二度と繰り返させないようにしようとしなくなったら…
それはもう、人としてやっちゃいけないことだから」