第2章 シルバーウィークの時間
その時…
殺せんせー「ケイトさん、私の方を見て下さい」
ケイト「え?」
振り返る中
殺せんせー「私に取りついてる霊で巨乳の女性はいませんか?//(にやにや」自分を指さす
岡島「俺も俺もー!!//(挙手」
『え!?;』
その叫びに、思わず教室に残っていた皆が動揺する中…
中村「男どもはバカらしいこと考えるねえ~;(苦笑」
片岡「ケイト、いないって言ってやって!」
苦笑交じりに中村さんが二人に向けて言って
目を瞑りながら腕組みをして、片岡さんが言い張った。
でも、その時僕らは気付かなかった…
それを意識させれば、力がどうなるのかも…
ケイトちゃんがその時、どんな感覚を持っていたのかも……
ケイト「え?なんで?」
殺せんせー「にゅ?」
ケイト「ひとだったのにっ、なんで?」
『え?;』
そう声をこわばらせながら、後ろに下がるケイトちゃんに
渚「大丈夫?(汗」
手を伸ばしながら言うけど
ケイト「ビクゥッ!!)!!」
ずさぁ~!!!!
凄い勢いで、がくがくと身体を震わせながら下がりだした。
ぽんっ
カルマ「どーしたの?迎えに来たんだけど」
そう言いながら、カルマくんがケイトちゃんの肩を叩くと
ケイトちゃんは体を跳ね上げながら、教室の壁に張り付いて動かなくなった。
殺せんせー「カルマくん!!
最後の授業抜け出さないで下さい!!(ばってん」
カルマ「ごめんごめーん(舌出す)
忘れ物しちゃってさあ^^」
殺せんせー「今度やったら宿題2倍にします!!(ぷんぷん!!」
カルマ「いいのー?職権乱用だよ?」
殺せんせー「にゅや!!;」
そんなやり取りを見ながら、ケイトちゃんを見ると…
なんか、すっごいいっぱいいっぱいなように見えて…
何かに激しく怯えているような、逃げようとしているようにも見えた。
寺坂「どーしたんだよ!
また霊感でも発動したのか?」
そう肩を揺さぶる中、ケイトちゃんはただただ震えていて…
磯貝「霊感?」
前原「あのか?商法の」
寺坂「あんないちゃもんじゃねえ。
こいつのは本物なんだよ!」
『え!!』
初耳だったその情報に驚く中、声は続いた…