第6章 紡ぐ時間
ケイト「懐かしいね、アルバム^^」
イトナ「ああ。
あの時、俺はお前にべったりだったな」
ケイト「うん。
ほら!抱き締めて寝てる写真がある^^」
カルマ「俺なんて抱き締める所か
くんずほぐれつ絡み合った中で唇重ね合わせたまま寝たけど?」
ケイト「恥ずかしいからやめんか!><//」
カルマ「知らなーい(つーん」
イトナ「嫉妬か?」
ケイト「?」
カルマ「俺のだから、ケイトは(ぐいっ!」
そういいながら、ケイトを抱き寄せた。
イトナ「悪いが今は譲れない」
堂々と言ってくるそれは、結構苛立たせられるもので…
カルマ「へえ。やる気?」
そう睨むと、イトナもまた睨んできて…
俺たちの間に、火花が激しく散った気がした。
ケイト「それよりもご飯食べない?
お腹空いてきた」
ぐー
そんな時……
俺たちのお腹の虫も鳴り出して…
『…//』
イトナ「先にご飯を食べるか」
カルマ「そうだね。
俺のケイトの手料理で気を失えば?」
イトナ「気を失うほどうまいのか」
ケイト「そんなにじゃないから!!;
それとカルマ!
何度も言ってるけど過大評価し過ぎ!!;
聴いてて恥ずかしい!///」
カルマ「えー。別にいいじゃん(微笑)
だってケイトはケイトを過小評価し過ぎるから^^(けらけら」
ケイト「バカ!!///(ふぃっ!」
その恥ずかしそうな姿は、見ていてとても笑えた。
だって…
とてもありふれたものだったから。
ケイトが
怒りに我を失った反動で、意識を失い続けた時も…
目の前で撃たれた時も
鷹岡のせいで爆発させられたり、捕らえられた時も…
本気で、心配した。
世界が終わるかと、想ってしまって…
失うのが怖くて、どうしても離れられなくなった。
もう二度と、失いかけるのも嫌だった。
そのはずだったのに…
また、失いかけている。
タイムリミットは…
タコを殺す期限と同じ、卒業式の日……
『あなたが居てくれて、本当によかった^^』
ケイトが意識を失って、目を覚まさなくなってから
心配でたまらなくて、徹夜で付き添ってた時…
夢の中、ケイトの母親に言われた。
直後、目を覚ましたケイトは試練を受けに…
あの時、親友を選んだのはらしいっちゃらしいけど
ふざけるなって思った(第一部・349参照)