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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第6章 紡ぐ時間




時は、どこへ繋がっていくか解らない。

それでもまた…
どこかへ紡がれていく時に巻き込まれていくだろう……


生きていて、学んだことは多い。

人が多ければ多いほど、それは濃密になっていく。


だが、一人でい続けたものにとってもまた…

多過ぎる人に対して、感じ取れるものもあるわけで


必ずしも、無意味というわけではない。



だって…

実際、私がそうだったから。


私は、親しい人が家族以外にいなかった。

誤解されても、そのままに放置しておくしかなかった。
何度言っても、聴いてさえもくれなかったから。


余計に人間そのものが嫌いになった。

人との距離感も苦手で
小4の時のクラス全体によるいじめが決定打になって…


誰も護ってくれない。助けてくれない。
遠くから見て、いじめられるのを見ていながら…

自分だけは安全圏に居て、笑っている。
いじめっ子たちも幸せそうに笑ってる。

居なければいいのは、私だけ。


平然と、幸せそうな一日を過ごしている。

その反面、こちらは学校に居て幸せな一時なんてない。


そりゃ人付き合いもすれば
イラつきもするし、嫌な思いをすることもあるだろう…

それでも、それ以上に温かい何かを感じることもある。


だからこそ…

一人のこちらには、いい面が全くないわけで…
支えようとしてくれる人も、聴こうとしてくれる人も…

理解しようとしてくれる人でさえも、いなかった。


人の悪い面しか、私は知らなかった。



でも、母と姉だけが寄り添ってくれた。


一方的な、父からの『DV』や
クラス全体の偏見から生じた『いじめ』……

される側の痛みも、苦しみも溢れる中で………



そう思うと
この環境がどれほど恵まれているか、よく解る。

今は上司にも理解者がいるし、気の許せる友もできた。


有難すぎる。

その妙な感慨に、私は包まれていた。


ケイト「………」

カルマ『?どうしたの?』

ケイト「…いや…

本当に、ありがとう。


ここに来れて、ホントによかったよ(微笑)

今から超特急で向かう!」

心から、晴れやかに笑えた気がした。


(5月5日PM10:57~6日AM4:21、111~120(10ページ)更新)

今回は5月4日分も含めて、まとめて更新しました!


遅くなってしまい、すみません;

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