第6章 紡ぐ時間
最初こそ、いきなりこんな世界にほうり込んだ神様に意味を見いだせずにいた。
いきなり意識がリンクして、訳が分からなかった。
でも、いきなり視野が段々と広がっていった。
色んな世界、色んなもの…色んな人……
それは、一概にも共通し切っている人などいなくて
誰もが別々で、似通った部分はあっても完全に同じじゃない。
誰かと縁が繋がり、交わり…
そうして、今という時へと繋がっていく。
全てが繋がっていて、時を紡ぐのは自分自身。
意志を強く持て、自分らしく…
信じた道を、真っ直ぐに貫けるだけの力を磨き上げろ。
自分を変えられるのは、自分であると同時に
護りたい存在に他ならない。
失ってからでは遅い。
全ての時は繋がっている。
それは、己が生かせるかどうかにかかっていると言っても過言じゃない。
傷付けて欲しくないならば、理解して欲しいならば
敵に対しても味方に対しても大事に想い
面と向き合って、傷付けたり殺した場合には謝るべきだ。
どんな人であっても、どんなものであっても
そうしてはならないし、していい理由にはなり得ない。
綺麗ごとだろうと言われようとも、実践することにこそ意味がある!
大事に想うのなら、傷付けたくないと言うならば
言葉だけでなく、実践できるように鍛え上げるべきだ!
傷付けないために、傷付けさせないために
殺させないために、殺さないために…
そのために、修業を積んで強くならないといけないんだ!!
悪い人にさせているのは、それを止め切れなかった自分自身だ!
そう思っているからこそ、私は強くなることに邁進し続けているんだ!!
そういった、色んなものを書いて
意思を疎通して、神になるまで
人生という名の道の険しさも学ばされていった。
伝えたいもの、伝わって欲しいもの…
色んなものが繋がり合って、いつしか大きなものになって……
紡がれた、『今』という時となる。
そういう話に行き付いた。
それで良かったと思っている…
だから…
一度作った話は、もうバックアップしなくていい。
こちらにも、もう一度新たに書くつもりもない。
それ以上に、掛け替えのないもの(学び)を得られたから…。
その点のみにおいては、感謝している。
そいつの住む世界もまた、同様に……