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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第6章 紡ぐ時間




ケイト「どうせ嫌だって言っても、全部っていうんでしょ?;

あの時でもう懲りた;(がくぶる)
だって…

だって!
私の世界で一番大嫌いな苦手なあいつに
化けるだけでなくなりきるなんて最悪だああああああああ!!!!!;
(ぐああああああああああああっ!!!!」

声を震わせながら、吐きそうになる衝動を押さえ込んでいた。


といっても

その教室にいた者たちにとっては解りやすい内容だったらしく、一瞬で理解していた。


頭をすさまじい勢いでぶん回しながら叫ぶ中…

渚「あ…;
そう言えば言ってたね。

やっぱり、まだ苦手なんだ。
『大事だからこそ、余計に同じ思いをして欲しくない』っていう思いの裏返しなんだろうけれど^^;」

前原「でもなあ…
『それでも変わらないし変えられないんだから嫌いになるしかない』ってのは

結構極端でもあるんだよなあ(苦笑」

磯貝「でも、『悪い奴じゃない』ってことも解ってるんだがなあ」

渚「まあ…その件に関しては…(ちらっ)

一語だけでも聞きたくないみたいだからやめとこ?;」
私を見ながら言うな(ギンッ)

『同感』

前原「やっぱまだ死にたくねえわ;」

眼を光らせながら
ゴゴゴゴゴと凄まじいオーラを身に纏い、皆を睨み据えていたが


イトナ「嫌いな奴ってなんだ?

嫌いって単語自体、俺はあいつから聴いたことがないぞ(きょとん」

イトナはきょとんとした顔で尋ねた。


ケイト「ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ・・」

なぜか、野獣がならす威嚇のような音声が流れた。


ぐるるるるるるるると唸るかの如く、凄まじく低い音声と

汚物所か
この世で最も見たくない聞きたくない感じたくないもの

を見る目以上に、怒りや殺意で歪んだ表情にもなっていて…


イトナ「あんな表情も見たことがないが?」

渚「イトナくんストップ!!!・・;
それ以上は命に係わるから!!・・;

うっかりその話題出して一回崩壊しかけたから!
教室所か裏山が!!;」

前原「その件に関しては後でおいおい話そうな?;」
ケイト「話すな」

これ以上ない、どすの効いた声になっていると気付くのは

明日、狭間に指摘されてからだった。


なるほど。

これがドスか。てっきり刀だとばかり。


父上や母上と任侠映画とか見てたせいで勘違いしたのかな?


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