第6章 紡ぐ時間
カルマ『その方法を探すんだから早く来てよ?
誰が何と言おうと、俺はケイトを死なせたくないから。
サボってた時は本を読んでたけど』
ケイト「え?」
カルマ『ケイトの一族の伝わる本。
あと一冊で読み終わるだけだったから
家から勝手に学校に持ち出してきてたから読んでたけど…
やっぱり、そういう事態なんて歴史上にないみたいだし。
その解決法なんてのは、自力で見つけ出すしかないみたいだよ?』
ケイト「やっぱりそうか」
そう話し合っている内に、段々息が落ち着いてきた。
さっきの言葉が、とても嬉しかったというのもあるんだろう。
カルマ『未発掘のもん探り出すんだから、早めに来てよ?
やっぱり、そこでしか暮らせなくなったってことで
その場所の方を調べてから、考えた方がいいって思ってるし』
ケイト「まさか滝つぼって、一族が暮らしてた場所の方か!?;
よくわかったな;」
カルマ『だって書類に書いてあったし。
最後の一冊は、予言の書として存在していたみたい。
見取り図も大体あってるし、やっぱり広いね』
そう、肩を頬につけるようにして
両手を動かしながら、器用に話しているのが感じ取れた。
カルマ『お、釣り竿発見。
やっぱ中が広い分、時間かかりそうだよ?
読み終わってからずっと探してたけど』
ケイト「…ありがとう(微笑」
その頃には、息も落ち着いていて
その間に壁を直していた。
ケイト「って待ってよ!!;
先に遊ぼうよ!!;
カルマ、散々渚とカエデと遊んだ時がどんだけ楽しかったかについてにやつきながら語ってたじゃんかああああ!!!;(涙目」懇願
カルマ『え~?
もっと悔しがればいいんじゃない?(悪魔笑い』
バシャバシャ水たまりで遊んでる。
それと同様に、私で遊ぼうってか!!??・・;
ケイト「ずるいずるいー!!;
今絶対邪悪な笑いを浮かべてる!!・・;」
カルマ『じゃあ大正解ってことで
究極のいたずらでも執行しようか?(にやにや』
ケイト「いやだよ!!;」
そんな意地悪なカルマに
私は、真っ向から否定するしか出来なかった;
カルマ『じゃあさあ…
お仕置きと逆襲と遊びとどれがいい?(にたり』
なぜか、嫌な予感は止まらなかった;