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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第6章 紡ぐ時間




ケイト「…ごめん;

皆が楽しめたら、笑顔でいられたらって思ったら
そればっか考えちまうんだ。


いっつも…

一つのことに集中したら、それ以外見えなくなるっていうか;」

ホント…
ケイトらしいけどやめて欲しいよね、それ。

猪突猛進っていうよりかは、神突滅進って感じだし…


猪なんて勢い通り越してるし


カルマ「余計なお世話とか考えたことなかったし?」
ケイト「ぐさっ!!)うっ;」胸押さえ

カルマ「それも恵土の魅力だって、俺は思ってるけど?(溜息」

そう言いながら、俺はケイトの前に立って言った。


ケイト「へ?」

カルマ「…だってさあ、そういう人って初めてだったし」

ケイト「…へ?;(汗」顔引きつってる


カルマ「授業サボるのって、個人の自由じゃん。

でも、ケイトは俺のためを思って止めようとした。
後で勉強に生かせるようだとか、色々考えて…


気遣いっていっても、色んな方向があって

人によっては
嫌味だって受け取ったり、気に障ったり
気に食わなくて怒ったり、有難く感じたりするんだよね。


けど、それで嫌な思いをさせるかって所まで考えていったら
それこそきりないよ?


人は無数にいる、感じ方も違えば考え方も違う。

主観も違うし、どれが嫌いなのかだって変わってくるんだ。


だから、本人と面と向き合った上で

嫌いだって言われれば、やらないって選択肢を取ったんでしょ?


俺と最初に出会ってから、教室で…



言われないと解らない。

でも…言えば
ちゃんと理解して、嫌な思いをさせないように尽力してくれる。


誰でも同じだ。

言われないで解ることなんてない。



でも、それってさ…

度を過ぎれば、自分を殺す事にもなるんだよ。


相手のことを考え過ぎて
頭が疲れて、それでも続けようとして…

それについていかなくなって
最終的に限界だって頭が体にサイン送って、調子を崩して卒倒したでしょ?


それと同じ。


色々相手のためになるか試行錯誤したって
どれだけ相手が嫌な思いしないよう、どうするか必死に考えてたって

実際に面と向かって話さないと解らないんだよ」

その言葉に、やっとケイトは

はっと気付いたというか、察したような顔をした。

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