• テキストサイズ

イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/ALLキャラ短編集

第3章 二人のハロウィン~ジル編~


――今日は10月31日―…


秋の穏やかな日差しが真上にある昼頃、私はキッチンを借りてハロウィンのお菓子を作っていた


(皆、喜んでくれるかな…)


そう思いながら、私は猫やコウモリの形をしたクッキーを焼いていた


(あとはこれが焼けたらラッピングして…)


―――――……


「これで…よしっ、できた!!」


そこにはクッキーやキャンディの入った、可愛いお菓子が沢山並べられていた


(あとはこれを籠に入れて、皆のところを訪ねながら配ろう)


そう思い、私は大きな籠を持ってキッチンを後にした


すると早速、廊下の先からアランが歩いてくるのが見えた


「あっ、アラン!今、訓練終わったの?」


アラン「ん?あぁ、お前か。俺は今から昼飯食うために一旦、休憩なんだよ」


「そうなんだ…じゃあ、食後のデザートにでも、これどうぞ」


そう言って小さな袋を渡すとアランは首を傾げた


アラン「…なんだこれ?」


「クッキーやキャンディだよ!…アランほど料理が得意じゃないから、美味しいかわからないけど…今日はハロウィンだから皆に配ってるの」


そう言って微笑むと、アランもふっと笑いながら私の頭をポンポンと撫でた


アラン「ありがとうな」


「どういたしまして、…じゃあ、私そろそろ行くね」


アラン「あぁ、…走って転ぶなよ、プリンセス」
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp