イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/ALLキャラ短編集
第17章 二人と過ごす誕生日~レオ&アラン編~
――――……
レオ「これは…俺達に…?」
「うん、二人の誕生日を一緒にお祝いしたくてケーキを焼いてみたの」
アラン「それでお前、朝からコソコソしてたのかよ」
「…うん、普段はあまり二人とも話さないみたいだから、たまには一緒に過ごすのもどうかなって…」
私が二人の顔を交互に見て様子を伺っていると、私の不安を感じ取ったレオがふっと目を細めた
レオ「まぁせっかくの誕生日だし、ユヅキちゃんが用意してくれたプレゼントを無駄にはできないよね」
アラン「…だな。とりあえず、早く食うか」
「うん!二人とも好きなところに座ってね!」
嬉しそうに席に着く二人を見て安堵し、頬を綻ばせながら私も席へと着いた
「二人ともお誕生日おめでとう!美味しくできたかは自信ないけど…どうぞ、召し上がれ」
そう言うと二人は同時にケーキのロウソクを消し、私は笑顔で拍手を贈った
レオ「ありがとう、ユヅキちゃん」
アラン「…たまにはこういうのもいいな」
「二人が喜んでくれてよかった」
私達はケーキを食べながら軽く談笑をし、楽しい一時を過ごした