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【イケメン幕末】春を呼ぶ嵐のように(R18)

第4章 教えてあげる<大久保利通>




スカートの丈については、大久保は足を覆い隠すくらいが良いと言ったのだが。海の向こうの先進的な格好が良いと、ユキが半ば強引に押し通して、この結果。


「これでも長くさせた方」

「そうなんですか…」

「やっぱり、駄目」


怒ったような声にが驚いていると、腕を組んだ大久保が難しい顔。


「他の男にの足を見せたくない」

「……っ」


その言葉に体温をさらに上げるなどお構い無しに、大久保は一人じっと考えている。


「誰も私の足なんて、興味ないと思います…」

「そんなことない」


大股で距離をつめた大久保は、を腕の中へと抱きすくめる。


「少なくとも、俺はこうしたくなる」

「っ…大久保さん…」


触れたく、なる。


大久保の右手が、の腰をするりと撫でる。ぞくりと身体の奥が痺れて、は熱い息を吐いた。


「上に行こう、」

「え…」

「この服なら、俺の方が慣れてるから。に教えてあげられる…着方も…脱ぎ方も」

「…っ」


少しだけ意地悪な瞳が、息を呑むを見つめる。


「それとも…ここでする?」

「う、上に…」


頷いて、大久保はその手を引いて階段をのぼる。一段ずつ上がるたび、の身体も熱を増していく。

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