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偽りの婚約者
第8章 偽りの契約
「書いたぞセレア!」
と言った。
私は気づかれなくて良かったとホッと一息ついた。
「それでは私はこれで失礼いたします」
と部屋を出ようとしたらネメア(様)に立ちふさがれ
「婚約が決まった記念日だ!今日は俺様と一緒に過ごすぞ!」
と腕を掴まれソファに座らされた。
ルベフとリュゴくんの所にも行こうと思ったが
(ここで彼から逃げたら怪しまれるかもしれないし…)
と勘がしたので
「そうですね!記念日ですしね!」
と作り笑いをしその日はネメア(様)の部屋で過ごした。
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