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偽りの婚約者
第8章 偽りの契約
「あの…、ネメア(様)私決めました。私はネメア(様)と婚約します!」
と言うと
「やはり長男で根暗なルベフやゲーム馬鹿のリュゴより俺様だよな!俺様こそ皇帝陛下になるのにふさわしい!」
と喜んでいた。
「それで…婚姻届書いたんでネメア(様)も記入お願いします…」
と紙を差し出した。
私は内心
(偽の印鑑と綴りの違いに気づかないで…)
と願った。
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