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偽りの婚約者
第3章 許嫁がいます
「セレアか、入って来い」
と言われ中に入るとテレビを見ていた。
「あの…実は…私には…」
と言いかけた所で
「とりあえず座れ」
と言われたが
「いや、すぐ終わる話なので…」
と立ったまま話を切り出した。
「私には…私には…許嫁がいます!そして私はその人が好きなんです!だから貴方とは結婚出来ません!」
と手を握りしめ言った。
すると…
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