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偽りの婚約者
第2章 三人の皇子たち
「あまり俺の部屋に入らないで欲しい…」
私が
「何でですか?」
と言うと
「こ、怖いからだ…。人が…」
(…何か事情があるのかな?)
と思いつつ
「お邪魔しました」
と部屋を出た。
そして最後の一人の部屋へ案内された。
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