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連れ立って歩く 其の三 鮫と虚貝編 ー干柿鬼鮫ー

第14章 引き際の線引き


「ははあ~。ホントに磯の連中は誰かれなく失せるんだな」

呆気なさに呆然とする鬼鮫とデイダラを尻目に飛段が感心する。

「これさえなきゃ里ごとブッ潰せたかもしんねえのにな。メンドくせェ連中だぜ」

頬をボリボリ掻きながら、飛段は面白そうに口角を上げた。この男、以前に磯をジャシンの供物にしようとして抜かった前歴がある。

「呆けてんじゃねえぞ?磯も絡んで草が揉めんなら、うちのじいちゃんが黙っちゃいねえ。なあ、牡蠣殻が草の君主殺しになっちまったら、ビンゴブックはヤツをどこにランクインすると思う?ハハ、やべえよなあ?」

















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