第58章 ゲスブロック
「あ!!
ずりーぞー!
彼女ちゃん!俺も俺も!!」
「俺もだ、柏木。
俺にも付き合え」
「俺も是非ともお願いしたいね、彼女ちゃん」
「うぉぉ!俺もっすよ!柏木さん!
黒尾さん達ばっか狡いっす!
俺も、音駒のエースなんすから!!」
「俺もお願いします!波瑠さん!!」
「リエーフ…お前はレシーブ練だろ…」
「俺にも付き合えよ、波瑠」
「影山ばっか狡い!
俺も俺も!俺もお願い!!」
皆、一気に口を開く。
「おーい?お前ら?
頼るのは良いけど、柏木は1人しか居ないんだよ?
一気に何人も相手出来る訳じゃないから、考えろよ?
一旦、冷静にな??」
菅原先輩が苦笑しながら場を宥める。
「でも爽やかくん。
もう時間ないんだよ?明日で合宿終わりだし。
先着順ってことで、もちろん俺からで良いよね?」
その後、及川先輩にヤジが飛んだのは言うまでもない。