第8章 休息
「…そんなに食べて身長に繋がらないの、本当不思議」
ポツリと本音が漏れる。
横にもいってないが、縦にもいっていない。
「そ、その内伸びる‼︎
その内グーンッと大きくなるから!」
「でも伸び過ぎたら “ 小さな巨人 ” じゃなくなるけどね」
「ガーン…」
コロコロ表情変わるな、面白い。
「冗談だから」
「「「ご馳走様でしたっ」」」
空になった食器を片づける。
「波瑠ー、それ終わったらもっかいサーブ打ってくれ」
「嫌。
君らみたいなスタミナバカと一緒にしないで」
家ではやってるけど、現役程じゃないから明日は絶対節々が痛くなる。
しっかりマッサージしないとな。
「えー」