第8章 休息
「それより補習終わるのってあの時間なんだね。
意外とかかるんだ」
「バカだから伸びたんでしょ」
「ち、違う!
早く行きたいから真面目に受けてたら。
『今日はやる気があるな、じゃあそのやる気に応じてもう少し教えてやろう』
って…。
おまけにプレゼント貰ったし…プリントの」
日向の顔から色が消えた。
「食べてすぐ動くと危ないから、先それ済ませてから練習すればどう?」
「絶っっっ対やだ‼︎」
「…それきちんと終わらせて、私の仕事も一区切りつけば練習付き合ってあげなくもないけど?」
「っしゃ、やる。
影山もやれよ」
「命令すんな」
「手玉に取るの上手いね。
なんていうか単純」
「挑発する暇あるなら月島くん教えてあげて」
「嫌だけど」
「だよね」
「他校の頭良い人に頼めば?
僕なら頼まれてもやらないけど」
「先輩は断るだろうしね、探してみる」